COLUMN コラム

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高齢者に多い誤嚥性肺炎について

こんにちは。三月になり少し暖かくなってきましたがいかがお過ごしですか?

本日は高齢者に多い誤嚥性肺炎についてです。

そもそも誤嚥性肺炎とは

食べ物や飲み物、唾液、胃液などが誤って気管や肺に入り(誤嚥)、それが原因で肺に炎症が起こる病気です。特に 高齢者嚥下機能(飲み込む力)が低下した人 に多く見られます。

誤嚥性肺炎の原因

誤嚥性肺炎が起こる主な原因は次の3つです。

1. 嚥下(えんげ)機能の低下

加齢や病気の影響で 飲み込む力が弱くなる と、食べ物や唾液がうまく食道に入らず、気管に入ることがあります。

嚥下機能が低下する原因:

  • 加齢(特に高齢者に多い)
  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血) などによる神経障害
  • パーキンソン病、認知症 などの病気
  • 筋力低下(寝たきりなどで全身の筋肉が弱る)

2. 口腔内の細菌が肺に入る

健康な人の気道には異物を排除する 防御機能(咳反射や線毛運動) があります。

しかし、高齢者や病気の人では 咳反射が弱くなり、細菌が肺に入りやすくなる ため、

肺炎を引き起こしやすくなります。

細菌が増える原因:

  • 口の中の清潔が保てない(歯磨き不足、入れ歯の管理不良
  • 唾液の分泌が減る(口が乾燥すると細菌が増える)
  • 寝たきりや意識低下 で口の中の細菌が気管に流れやすい

ご自身でのセルフケアができなくなってくると口腔内の清潔が保ってなくなり誤嚥性肺炎のリスクは上がります。お口の中を刺激する(歯ブラシや舌運動)ことで唾液の分泌を促します。唾液には抗菌作用があり、細菌の増殖を抑えて虫歯や歯周病を防ぎます。また、食べかすを洗い流す役割もあります。そして食べ物を湿らせて飲み込みやすくし、スムーズに食道へ送る働きをします。特に夏場などしらずのうちに水分不足になっていることもございますので水分もしっかりと補給することが大切です。

誤嚥性肺炎を防ぐためには、次のような対策が重要です。

1. 口の中を清潔に保つ

  • 歯磨き・口腔ケアを毎日行う(入れ歯の清掃も忘れずに)
  • 歯科医や専門家による 口腔ケア指導 を受ける

2. 食事中の姿勢や食べ方に注意

  • 背筋を伸ばして食べる(寝たまま食べない)
  • よく噛んでゆっくり飲み込む(急いで食べない)
  • とろみをつけた食事を取り入れる(液体の誤嚥を防ぐ)

3. 嚥下機能を鍛える

  • パタカラ体操(「パ・タ・カ・ラ」と発音することで口や喉の筋肉を鍛える)
  • 唾液腺マッサージ(口の乾燥を防ぐ)

ご家族様やヘルパーさんがお口の中を清掃するしてくださいますが月曜日は訪問歯科もおこなっておりますのでわからないことやお悩み等ございましたら歯科医院にご相談くださいね!

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